ヘリカルCT撮影室
X線で判断が難しい病気に対応するため本院はCTを導入しています。
体を断層撮影して、通常のX線撮影よりもはるかに多い情報を得ることができます。
鼻、胸、お腹の腫瘍、骨盤の内部、椎間板ヘルニア、門脈シャントなど、多くの分野で効果を発揮します。
陽圧手術室 (第一手術室)
通常の手術室の他に陽圧手術室を用意しています。
部屋の中の気圧を高く保つことによって、外から空気や雑菌が中に入らないようにしている特別な部屋です。
骨折、感染に弱い子など、よりクリーンな状態が要求される手術を安全に行うことができます。
手術準備室
本院では手術前の毛刈りや消毒は手術室では行わず、準備室で行うことにより、よりクリーンな手術ができるよう心がけています。
また歯石除去など、汚染させる処置に関しても手術室ではなく準備室で行うようにしています。
第二手術室
一般的な手術はこちらで行います。
第一入院室
主にわんちゃんと、一般の入院患者をお預かりする入院室です。
また室内ランも併設しており、室内散歩にも対応しています。
第二入院室
猫ちゃんは環境の変化や、わんちゃんの鳴き声に対してとてもナイーブです。第二入院室は猫ちゃん用として分けてお預かりしています。
ICU室
重篤な入院患者をお預かりします。呼吸モニターや監視モニター、心電図等も必要に応じて使用します。
また高圧酸素室を用意しており、呼吸が苦しい患者さんにも対応しています。
消化管内視鏡(軟性内視鏡)
消化管内視鏡とはいわゆる胃カメラといわれるものです。動物病院はチワワからグレートピレネーズまで診察するので、長さ太さ角度の異なった多数の内視鏡が必要です。なるべく多くの症例に対応するため、本院では全15本の軟性内視鏡を用意しており、消化管をはじめ、特に細型軟性内視鏡により気管や尿路への内視鏡検査を行うことができます。
これにより外科手術なしに消化管異物の除去、気管および尿道膀胱の観察処置を行うことができます。
Cアーム型レントゲン透視装置
手術中X線撮影をしたい場面によく遭遇しますが、通常は滅菌して手術を行っているためX線室に移動することができません。
本院ではCアーム型レントゲン透視装置を使って、手術をしながらX線診断を行うことができます。ヘルニアでの脊髄造影、整形外科で効果を発揮します。
腹腔鏡 (硬性内視鏡)
ガスで腹部を膨らまし、4mm径の細い内視鏡を用いて、大きく切開することなく、小さな傷のみで検査手術を行うことができます。また、関節内、鼻腔、耳道、膣などの見えにくい場所に対しても、観察及び手術を行うことができます。
超音波乳化吸引装置
軟部組織アタッチメントを使用して組織を乳化吸引し、血管神経を温存した手術を行うことができ、特に腫瘍切除に大きな効果を発揮します。
腹腔鏡軟部組織アタッチメントを使用すると、とても小さな傷で腫瘍を溶かして吸うことができます。
骨の切削アタッチメントを使用すると、従来の回転切削ドリルを使用した手術に比べて格段に安全な切削ができます。
超音波メス
超音波凝固切開装置(いわゆるハーモニック装置)により電気メス切開に比べると組織のダメージを格段に少なく手術を行うことができ、特に腫瘍摘出においてよりより安全確実に手術が行えます。
スーパーライザー
レーザーを含む近赤外線照射によって、リハビリテーションや筋神経疾患に対して効果を発揮します。